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■ ぼくはニール・ダイアモンドのファン?!
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2008年06月26日(木)
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ジェイコブ・ディランのソロ・アルバム『seeing things』があまりにもよかったものだから、ニール・ダイアモンドの2005年のアルバム『12 SONGS』をamazon.co.jpで買ってしまった。 ジェイコブ・ディランとニール・ダイアモンド⁈ あまり繋がりはなさそうだが、実はジェイコブのアルバムは、ビースティ・ボーイズやレッド・ホット・チリ・ペッパーズとの仕事で知られ、現在はコロムビア・レコードのトップにいるリック・ルービンがプロデュースしていて、音数を極限まで減らし、本人の歌とギターだけにこだわったシンプルな音作りを、彼はジェイコブのアルバムの前に、ジョニー・キャッシュやニール・ダイアモンドのアルバムのプロデュースですでに手がけていたのだ。
ニール・ダイアモンドといえば、60年代の初めから活躍している、今年67歳になるアメリカの超大物アーティストで、60年代の後半から70年代の初めにかけて、モンキーズの曲を書いたり、「Sweet Caroline」や「Song Sung Blue」といったヒット曲を出していた頃は、ぼくも熱心に耳を傾けていた。「Mr.Bojangles」を歌っている1969年の『Touching You, Touching Me』というアルバムやその前に出た『Brother Love’s Travelling Salvation Show』というアルバムも愛聴していたが、70年代に入ってからは、やたらとゴージャスというか、コテコテのシンガーになってしまい、ぼくはほとんど聴かなくなっていた。 しかしジェイコブ・ディランの『seeing things』があまりにも素晴らしく、そのアルバムのプロデューサーのリック・ルービンが、ニール・ダイアモンドのアルバムでも同じような音作りというか、プロデュースぶりを発揮していて、しかも大評判になっているということであれば、これは手に入れて耳を傾けないわけにはいかない。ということで、ほんとうに久しぶりにニール・ダイアモンドのアルバムを買うことになったのだ。
ニール・ダイアモンドのアルバム『12 SONGS』は、そのタイトルどおり、アルバムのために書き下ろされた12曲が収められている(ぼくが買った二枚組の限定盤は、ボーナス・トラックが2曲と、それぞれの曲のデモ・テイクや別テイクが収められている)。ラブ・ソングや、年齢を重ねていく人生のことが歌われた曲、神への信仰が歌われた曲などが収められていて、確かにアコースティックな、楽器の数を最小限に抑えた音作りがなされている。 しかも参加ミュージシャンは、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのマイク・キャンベルやベンモント・テンチ、オルガンのビリー・プレストンやピアノのラリー・ネクテルなど強者揃いで、素晴らしい演奏を聞かせてくれる。その演奏やリック・ルービンの見事なプロデュースぶりには感心したのだが、ニール・ダイアモンドの朗々とした歌いぶりというか、あまりにもうますぎる歌、切々と歌い上げる感じは、やっぱりぼくはあまり好きにはなれなかった(実はそこがニール・ダイアモンドという歌手のいちばんの魅力なのだが)。 しかもメロディや歌詞も、ジェイコブと比べたりすると(そもそも比べるのがおかしいけど)、とてもふつうで、一般受けはするのだろうが、味わいや深みに欠けるような気がした(ごめんなさい、ニールさん)。せめてもう少し訥々と歌ってくれたら、そのアルバムがもっと好きになれるのに、そんなことを歌い上げシンガーのニール・ダイアモンドに要求すること自体、ちょっと無理があるというものだ。
とはいうものの、ぼくはニール・ダイアモンドの『12 SONGS』が妙に気に入ってしまい、ジェイコブ・ディランの『seeing things』と同じように、ヘビー・ローテーションで繰り返しかけ、気がつくと彼の歌を一緒に口ずさんだりしている。 ぼくがニール・ダイアモンドを愛聴しているだけでも変なのに、あまつさえぼくは『12 SONGS』の続編として今年リリースされたニール・ダイアモンドの最新作『HOME BEFORE DARK』までamazon.co.jpで購入し(こちらもリック・ルービンのプロデュースで、『12 SONGS』と同じ路線の曲作り、音作りがされている)、『12 SONGS』と取っ替え引っ替えCDプレイヤーに入れて、耳を傾けている。もしかしてぼくはニール・ダイアモンドのファンになってしまったのかもしれない。
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